日本では年々女性医師の数が増えてきています。町医者のみならず、総合病院でも小児科や皮膚科、産婦人科などで女性医師を見かける機会が多くなってきましたが、女性特有の悩みを抱えているのも事実です。
女性の出産適齢期は、35歳前後と言われており、多くの女性がその時期に離職を経験します。一方で、その年代はキャリア形成を行う上で最も重要な時期とも言われています。そのため、多くの女性医師は、35歳前後に家庭を選ぶのか仕事を選ぶのか選択を迫られるのです。
また、日本の近代医学の基礎は、男性が中心となって作られてきました。その時の名残が今も残っており、医師は男性優位の世界が如実に現れている業種でもあります。男性医師よりも優秀な女性医師も多く存在することから、そういった男性優位の古い体質を変えていくべきであるという動きが出始めています。医師同士の男性優位だけでなく、患者の中にも女性医師に信頼を寄せていない人たちがいます。「男性の医師はいないのか」と聞いてくる患者もいるため、女性医師は舐められないようにミスのないよう必死で対応します。それが精神的なストレスとなってしまう場合も多く、患者側の意識改革も必要なようです。
このように女性医師特有の悩みというのは、どの世代においても尽きないものです。勤務形態が変わらない以上、悩んでしまうのは仕方ないことですが、1人で抱えこまずに、先輩医師や同僚などにも相談しながらうまく解決へ導けると良いでしょう。
なお今回、本記事を書くにあたり【女医のJOYライフ!】というサイトを参考にさせていただきました。
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